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夏になる前に...
作詞、作曲、実演、録音:奥様レコード
1997.5



(1)
届かない 君への手紙 そっと開いて
上手には 言えないから こんな手紙にして
思いだす 記憶の扉 君に出会ったころ
ふりしきる 梅雨の雨 夏を待ちながら

夕日の中の丘の上 僕が少し背伸びをして
勇気を出して たった一言 「愛してる」と言えたなら

雨上がりの空の 澄んだ空気のように
君への想い 届いて欲しい 風が吹くよりも さわやかに
ねぇ いつもそばにいる 君だけど
もう少し 近づくよ そう これからは

(2)
二人して走った道も 歩いた並木道も
もう二度と通らない 思い出だけ残して
流れゆく 時に洗われ 過ごした時間が
傷つけた 机にも 静かに残された

冷めた紅茶を飲み干して 僕の気持ちに少しだけ
その冷たさが 心にしみた 僕はまだわすれてない

愛し続けることが 自分苦しめたなら
離れることが 解決じゃなく 少し素直になってみればいい
そう そしてもっと 心の中に
優しさと ゆとりもってゆけるように

(間奏)

雨上がりの空の 澄んだ空気のように
なれ合いじゃなく 純な気持ちで いつも君のこと 思うように
ねぇ 僕の弱さ 知ってる君だから
もう離さない 夏になる その前に

 「好き」という一言は、なかなかいえない。誰かに背中を押してもらわなきゃ、なかなかいえない。 でも、その思いをいつまでもうち明けられなければ、いつか後悔する。
 ちょっとの勇気で人はがんばれる。素直にもなれるし、優しくもなれる。 そのちょっとの勇気をえるため、人は歩き続けるのかもしれない。
 夕立の雨上がりの景色には、そんな勇気をくれるような、清々しい胸弾む不思議な力がある。そう感じて、この曲を作ってみました。
 というのは建前で、ホントは雨上がりの匂いがいいなぁ、っておもってつくっただけ。(焼けたアスファルトに降り始めた雨のにおい)

 夏らしいサウンドで、特にソロ部分は「夏」をかもし出してる感じがあって、気に入ってます。
 エンディングのだらだらは、ライブ感を出す感じで、あれはあれで良いんじゃないかと。キメを作るのが面倒だった。。。

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